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semスキン用のアイコン01 ブログ 229 ~スカートの丈も髪の色も胸の大きさも足の細さも~ semスキン用のアイコン02

  

2013年 04月 18日




おはようございます。The important thing is whether to match well or not. さらっと言えちゃう男に僕はなります。

こないだすごくむかつくことがありまして、やはりむかつく話というのは誰かや何かに発散しないと浄化されないのでここに書き殴ろうと思います。

僕はね、電車に乗ってたんですよ。まぁまだ学校に通い始めて2週間ちょっとぐらいですけどね、大体電車というのは色々と規則性やルールがあるということを把握してきました。

まずルール1「座りたければ扉付近ではなく、座ってる人の前に立て

これはもう暗黙の了解というか、座るための裏ワザですね。必勝法と言っても過言ではないでしょう。
ここはかなりシビアな戦いになってきます。一気にたくさんの人が乗車するわけですから、一瞬の間、そうですね、時間にして3~5秒あたりですか、それよりも実際は少ないかもしれません。その時間の間に頭をフル回転して周りを見渡し、座ってる人の表情、服装、職業、身の回りの鞄置き具合、それらを判断材料にして推理しなければなりません。どの人が一番早く電車を降りるのか、を。

ここはもう電車の中の見えざる戦いの中で一番の山場と言ってもいいでしょう。

たとえば、ここにウォークマンをつけて寝ている人がいるとします。そうですね、顔の傾きは体の中心を垂線としたときの30度、傾いてるとしましょう。熟睡とはいかなくても数分は眠りに落ちている様子。年は40ぐらい、会社員でネクタイの締め方及びその柄から子持ちで係長以上のポストであることが伺えます。両手で抱える黒の革の生地のカバンは少し塗装が剥がれてきている部分があり長年愛用していることが分かります。物を大切にする優しい人です。家では妻に尻に敷かれるかもしれませんし娘がいれば娘から「お父さんのパンツと一緒に洗わないで」と言われる時期かもしれません。それらのことに対して寡黙を貫き通し、愛する家族のために文句ひとつ言わずに朝から晩まで一生懸命働く。そんな会社員の顔にうっすらと浮かぶ疲れの顔を見ながら、

さぁ、あなたはこの人の前に立ちますか?


普通なら寝ているしウォークマンをつけているので前には立ちたくありません。まだまだ先の駅で降りるのではないか──知識の乏しい人間はそう考えるのです。
しかし、敢えて僕は彼の前に立つ。それはなぜか。理由は2つある。

ひとつは先程言ったように文句ひとつ言わず家族を支えるその人柄の良さから、部下からの仕事は断りきれず嫌な顔をひとつもせず残業に精を出し帰るのが遅くなり睡眠時間が足りてないかもしれません。その場合、寝たくなくても寝てしまうかもしれません。

そう考えるのは自然の摂理であり至極当然の考えであると言えます。しかし、これだけは忘れないでほしい。通学にしろ通勤に慣れてる者は、ほんの数分であっても寝たいのだ。少しでも、少しでも寝たい。それだけで今日の頑張り具合が全然違ってくる。そういうものなのです。なのでその人が寝ているか寝ていないか、それは判断材料に成り得難いと声を大にして言っておきましょう。

そして次にですが一番のポイントは抱えているカバンです。これは実はかなりのヒントとなっているのです。地面に置かず、頭上の棚みたいなとこにも置かず、ずるずると落ちそうなカバンを必死に抱えている。そう、これはもし軽く寝過ごしてしまってもすぐに外へ出れるために、です。寝過ごす可能性を漂わせていることを見逃してはいけません。

立ち上がるのをスムーズに行うためにカバンを抱える。これは常識のある人間なら誰でも考えることです。つまりこの時点でその人が最後までこの電車に乗っていることはありえないのです。それが最も良いヒントとなりますね。

そして他にも敢えてすぐ立ちやすい人の特徴を挙げるとすれば、女性などが挙げられます。これは何の因果関係があるのか女性は基本的にすぐ立ちます。もちろん結構乗っている人もいるが、寝ていない女性は特にすぐに降ります。寝ている女性と本を読んでいる女性は巧妙なトラップですのでそこは気をつけたいところです。

また、寝るフリをして、駅につくと少し目をあけて、微かに目線を外に配り、そしてまた目を閉じる。この一連の動作を何回も繰り返す人もかなり攻めやすい人です。明らかに「やることがないからなんか目でも瞑ってようか」と考えてる人がこれにあたり、この動作をしてしまう原因になります。この人は5駅ぐらい先で降ります。

そしてここで大事になってくるのが人が降りやすい駅を予め抑えておくこと、これはかなり電車内の見えざる戦争に白旗をあげさせる有効でかつ合理的な方法であると言えます。乗り換えが存在する駅や京阪、阪急、それらの鉄道が近くにある駅には人がどっと降りていきます。ここが狙い目です。このとき、ぐるりと軽く周りを確認しておきましょう。自分が所属する陣地(視界が許す限りのスペース把握と管理が可能な範囲)だけでなく、敵地の偵察も怠らずすることが大事になってきます。自分の陣地では誰も降りないかもしれませんが他の陣地では兵がごっそりと剥がれ落ちているかもしれません。そこはすぐさまサイドチェンジして席の確保にあたってください。

これらの全ての推理を普通は3~5秒の間に済まさなければなりません。頑張ってください。


そしてルール2「バランス感覚がないならつり革を掴め

たまにすぐころっといってしまうくせにつり革をもたずスマフォやってたりする馬鹿がいますが、人に迷惑をかけるなら最初から大人しくつり革を持て、というのが僕の持論です。
バランス感覚がない人というのは自分でも分かるはずです。自信のない人は素直につり革を持ち車内の快適さへの貢献を試みてください。

しかし、バランスが崩れるタイミング、或いは車内が大きく揺れるポイントというのは決まっています。たとえば大きくカーブを描くところ、地鳴りのように車内が一瞬揺れるポイント、ブレーキがかかって質量×速度が加速度の向きと逆にかかるとき、大体これらのときに体は揺れます。そのときだけつり革を持つという苦肉の策も悪くはないでしょう。


ルール3「電車の中で飲食するな

これはまじでひどいですね。おいしそうにおにぎり食ってるやつ。ドヤ顔でシーチキン喰うな。男は黙って昆布だ。



ルール4「露出度の高い服を着るな

痴漢したくなるから。



ルール5「咳はちゃんと口をおさえてしろ

咳はした瞬間に3メートル唾液が飛ぶってこと知らねぇのか、クソが。





電車というのは、言うならばホームシェアリングなんですよ。ひとつの部屋なんです、ここが。つまりある程度の無礼は許されても、やはり心のどこかで気遣いがなければならない。それが同居人に対する当然の配慮です。
こないだは本当にむかつきました。僕の計算通り前の人が立ったんです。そのときはなんだか読んでる本にも集中できなくて、聴いてる音楽にもなんだか心が震えなくて、少し疲れていたときでした。僕はやっと座れると安堵していたんです。それがですよ、横ならまだしも僕の右後ろにいるクソきもい顔したやつが小早川セナばりに速いスピードで割り込んでその席に座ったんです。

ありえないですね。いやまぁ、そういうことってよくあるんですよ。他の人のことは考えないで他人の座るべき席を横取りして何食わぬ顔で「はぁ~座れた~」みたいな表情するやつ。
普段は僕は神なので許してます。そんなやつに対抗して熱くなるなんて馬鹿みたいだし、喧嘩というのは同レベルの関係の中でしか起こらないってよく言うじゃないですか。

だから僕はいつも「お前より長く乗ってるしお前より疲れてるし誰がどう見ても俺が座るべき席だけど譲ってやるよ。他人の気持ち、特に俺の気持ちも分からないクズなんだろ?お前はそうやってこれから生きることに苦労してろ。俺は大人なんだ。こんなことでいちいち声を荒げるつもりも対抗するつもりもない。俺はお前より上だ」みたいなことを格好つけて頭の中で必死に考えて怒りを沈めます。昔からそういう癖があるのでとても上手く鎮火することができます。

しかしです、その日は違いました。まずね、僕は前日に1泊2日のオリエンテーションに行ってたわけですよ。いつもなら2時間立ちっぱなしもなんとか耐えれるんですけど、その日は少ししんどかったです。足がカクカクなってましたから。

こういうことはよくあるので僕はまぁその日もその時点ではまだ許せてました。しかし、そこからですよ。僕の怒りがうおおおおおおおからウオオオオオオオオオオオオオラアアアアアアアアアアアアアイイイイイイイアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!に変わったのは。

まずそいつ顔がキモイんですよ。世の中はやっぱ顔ですよね。本当にオタクみたいなキモイ顔してたんですよ。まぁ僕は結構女の子に対してはブサイクでも優しく接することは全然できるんですけど男に対しては別です。キモイ・クサイ・ウザイの三拍子のうちどれかコンプリートしてる奴とは向こうが傷つかない程度にこちらの拒絶をそれとなく伝え距離をあけます。その技のうまさには自負してます。

ただのブサイクならまだ全然いいんですよ、ただ僕の言うブサイクとは顔の骨格の悪さとかそんなんじゃなくて、そういうブサイクさってどうしようもないじゃないですか。自分ではどうすることもできませんし、自分がもしブサイクだったらそんなの理不尽ですからね。僕が言いたいのは清潔感のなさなんですよ。ボッサボサの髪に明らかに剃り忘れてる髭に半開きの口。もう少し気をつければ直るものをなんでこんな人間の密集する地帯で直してこないんだ、とそこでまず僕は思うわけですよ。

しかもね、それだけならまあああああああああああいいですよ。そういう人はたくさんいますからね。でもそいつね、なんかアニメ見てんすよ。ずっとチラチラと盗み見してたらね、ワンピースとかなんか萌え系のアニメとか見てるんですよ。いやいやいやそのまんまのキャラでいくなよ、まじで。そこはなんかプロレスとか見とけよ。ギャップ狙っていけよ。

そして何より一番腹が立ったのが、そいつが座った瞬間に膝をさすりだしたことなんですよ!!!なにその演技?それで席を横盗ったことを正当化するつもりですかぁ?エキストラで出てる子役ばりの下手さですがぁ!?!?

しかもそれをやるなら普通に定期的にやるじゃないですか、忘れてない感じを出すためにもさ、そいつ最初の5秒ぐらいでやめたんですよね。それが本当であってもそれぐらいのしんどさで俺から席を奪ったことが許されると思ってんのかああああああ!?!?!?

足はなんか前に出してクソ邪魔だし、となりがあいたら席の端っこあるじゃないですか、あそこに移動するんですよ。たしかにあそこは人気のスポットですよね。空いてる電車内での人の座る位置を観察してたらまずあそこに座る人が多いですよね。片方人いないし楽ですよね。

でもね、その立った人の前には人がいるわけじゃないですか。そしてもしその前に座ろうとしてもそいつが目の前に移動してきたことによってひとつ隣のあいた席に座ることになるじゃないですか。そこでタイムラグが発生するわけです。その間に隣にいた人がそこに座ったらどうなるんですか?推理もクソもないじゃないですか。なんでそこまで気を配れないのか不思議で仕方がありません。


本当に殴ってやろうかと思いましたよ。(ただしそんな度胸と勇気はない)でもね、握りしめた拳は相手に振りかざすものではなくて、走りだす準備さってHi-Fi CAMPが言ったし、僕は大切な人を守るときにしか拳は使わないていう設定で生きてますから、そんな馬鹿な真似はしませんけど、心の中では馬乗りになってボコ殴りしてました。


というわけで、電車というのはそうやって自分のことしか考えないやつってのはたくさんいるんです。だからみなさんも気をつけてください。

「誰かが楽しいということは、その陰で誰かが辛いことを我慢しているということだ」

中学のとき修学旅行のバス決めのときに担任が言った言葉です。誰かがルールを破れば、誰かが辛い思いをすることになるんです。僕はルールを破るなとは言いません。足腰が弱かったり、病気だったり、外見からは予想もできない何かを抱えている場合もありますからね。ただルールを破るということは誰かの寿命を縮めているということを、かけがえの無いたったひとつの命をストレスによって確実にその寿命を減らしているんだと、自覚した上で自己責任で破ってください。


よく僕は「キチガイさんにとって電車とは?」という言葉を読者から頂くことがあります。僕はそのときいつも、こう答えています。

「電車とは、イリオモテヤマネコのようだ」と。




皆さんも良き電車ライフを送ってくださいね。

さて、明日も学校だけど明日も電車の中でオナニーするぞーー!じゃあ、また!

by Kichigaiiiii | 2013-04-18 18:43 | .